【茨城県】かみす防災アリーナ イベント参加報告
6月14日、15日に茨城県神栖市のかみす防災アリーナで行われた「知って・つながる・防災展」に出展しました。
会場であるかみす防災アリーナは、災害時に大規模避難所となることを想定して、館内に食料や毛布、炊き出し道具、発電機などが備蓄してあります。外の中央公園には手押しポンプやかまどベンチ、防災トイレ、ヘリポートなどがあります。ペットと同行避難してくることも考え、駐輪場にはリードフックが備え付けられています。






動物支援ナースのブースでは、石川県能登半島の現状と動物支援ナースの活動記録、同行避難についてのパネル展示、防災リュックの展示を行いました。防災手帳のワークショップも行う予定でしたが、当日は興味をもってブースに足を止めてくれた方にマンツーマンで手帳ワークを行いました。




イベント1日目
企業の方、市の職員の方、飼い主の方、ペットを飼っていない方など、たくさんの方がブースに足を止めて話を聞いてくださいました。防災リュックは犬1頭を想定した中身でしたが、「猫の場合はほかに何が必要ですか」「多頭飼いの場合はどうやって避難したらいいですか」など質問してくださる方もいました。防災リュックを見て「うちもやらなきゃ!」と言ってくださる方もいました。そして、避難所を管理する立場の方々から「動物が避難してきたらどうしたらいいのか分からない」という声を多く聞きました。茨城県ではまだまだ動物支援ナースの存在を知らない人が多いので、たくさんの人に存在をアピールできたことはとても大きいと思います。一緒にこんな活動をしたいというお話もいくつかいただいたので、今後の茨城県支部にこうご期待です!
イベント2日目
午前中には親子イベントがありました。救急救命士や看護師、医学生などが親子と一緒に各ブースを回り、キーワードを集めながら穴埋めクイズを完成させていくものでした。包帯の巻き方を教わり、各ブースにいる怪我人役の人に包帯を巻く、という体験も行われました。動物支援ナースのブースのキーワードは「準備」だったので、パネルや防災リュックを説明しながら災害に備えた準備が大切だということを伝えました。また、5㎏の防災リュックを実際に背負ってもらい、重さを実感してもらいました。「軽いなぁ」「意外と重いね」など大人も子供も様々なことを感じてもらえたかなと思います。また、市議会議員の方にも興味を持ってもらえたので、私達が何かの役に立てたらいいなと思いました。
両日とも、足をとめてくださった方々からたくさんの質問があり、動物支援ナースの活動理念などを、たくさんの方にお伝えすることができました。動物を飼っていない方にも興味を持ってもらえたことがとても嬉しかったです。イベントのタイトル通り、たくさんの方と「知って・つながる」ことができたかなと思います!
当日参加してくれた隊員や研修生も、交代で他のブースを見学しました。同じくペット防災をやっているブース、他国の災害対策を紹介しているブース、日常から使える防災グッズのブースなどがありました。隊員や研修性それぞれが思ったこと、気づいたことを共有し合あうことができ、とっても学びの深い2日間でした!
担当:茨城県支部代表 河内美那