【活動報告】神栖市総合防災訓練参加

【茨城県支部】

茨城県神栖市総合防災訓練にて、ペット同行避難訓練に参加しました!

日時

3月16日(日) 9:00~12:00

場 所

かみす防災アリーナ

依頼元

神栖市役所環境課


自衛隊による炊き出し、警察車両の展示、防災に関する講演、AED体験などと共に、ペット同行避難訓練も行われました。

朝からあいにくの雨と風で、かなり寒い日になりましたが、総合防災訓練にはたくさんの市民の方が参加していました。

動物支援ナースは、避難してきた飼い主様に、避難所でのルールや持ち出し品、同行避難についての説明などを行いました。

そのほか、防災リュックやパネル展示を行いました。

避難場所はアリーナの北側にある搬入口でした。風は吹き込みますが雨は凌げる場所で、人との動線が完全に分けれられる場所でした。壁には飼育ルールが張り出され、床にはブルーシートが敷かれていました。

同じく訓練に参加したボランティア団体さんがクレートを持ち込み、飼育モデルの展示を行なっていました。

訓練に参加した飼い主様は小型犬連れの方が多く、リードで連れてくる方やスリングに入れてくる方など様々でした。日頃からローリングストックをしており、持ち出し品の準備もしてあるという方もいて、神栖市民の防災に関する意識の高さを感じました。実際に持っていけるのか?他の避難先の候補はあるか?などのお話もして、たくさんの気づきを得ていただきました。

猫の飼い主様も多く、「この場所で犬と一緒に置かれるのね・・・」「5頭全員を連れてくるのは難しいな」「連れてくる以前に捕まえるのが難しいかも」といった声も聞かれました。

今回は飼い主様のみの参加で、場所の確認をしておくために来たという方もいました。中でも印象的だったのは、ペットを飼っていないけど、気になったので来てみたという方がいたことです。東日本大震災や熊本地震で実際にあった避難所飼育の事例を説明しながら、同行避難についてのお話もしました。ペットを飼っていないけど、動物も大切な家族で命だから、理解したいという気持ちが伝わってきて、とても嬉しかったです。

私たちの理念である「人も動物も」がもっと広まるよう、これからもペット防災の普及啓発に尽力していきたいです。

今回ご依頼をいただいた神栖市環境課の職員の方や、市議会議員さんともたくさんお話をすることができました。運営側の課題、私たちが気づいた課題など、お互いにどうしたら良くなるのかを議論でき、貴重な時間でした。

避難訓練のテーマである「同行避難」。避難先は避難所だけではないということを、たくさんの方にお伝えできました。参加した飼い主様も、自分だったらどうする?を考える良いきっかけになったと思います。隊員たちも、たくさんの気づきがあったようで、またひとつ勉強になりました!引き出しをたくさん増やして、今後の活動に繋げたいです。

担当:茨城県支部代表 河内美那