【活動報告】シュナウザーキングダム2025【茨城県】

日時

5月11日(日) 9:00〜16:00

場所

稲敷市 こもれび森のイバライド

イベント名

マーブル&コー主催

シュナウザーキングダム2025

出展内容

防災リュックや同行避難パネルの展示、防災手帳の販売、まるばつクイズ、防災セミナー登壇

思った以上に猛暑日になり、イベントに参加した飼い主様やワンちゃんたち、私たちも暑さで大変な1日でした。そんな中、2000名以上の飼い主様と約1300頭のシュナちゃんたちがイベントに参加していました。

私たちのブースに立ち寄り、防災リュックを作ろうと思うけど何を用意したら良いか?まだ何も用意していないけど何からやればいいのか?といった質問をしてくださる方もいらっしゃいました。防災手帳もお渡しすることができ、茨城県支部のチラシを受け取ってくださる方もたくさんいました。

また、茨城県支部は防災セミナーを担当させていただき、実際に避難所に同行避難した時の流れを体験できる「避難所擬似体験」を行いました。

セミナーが始まってから参加してくださる飼い主様とワンちゃんを募る予定でしたが、イベント開始早々にブースに来てくださり、「参加したいです!」と申し出てくれる方がいらっしゃいました。

普段から靴を履く練習やクレートの中で過ごすようにするなど、防災に対する取り組みをしていらっしゃる方でしたが、実際に避難することになった時のために体験しておきたい、という理由で参加してくださいました。

今回は飼い主様2名と愛犬のユズちゃんにご協力をお願いしました。

セミナーは、まず同行避難とは?という説明をした後に、稲敷市(イベントの会場のある市)の避難所飼育のルールを紹介しました。

そして、参加者の飼い主様に防災リュックを背負ってもらい、ソフトクレートを持ち、愛犬をリードで繋ぐところから擬似体験スタート。

防災リュックは約5kgの重さでしたが、実際に背負った飼い主様は「思ったより軽いです」とのこと。

受付で避難者カードを記入してもらった後に、ペット飼育場所に見立てたテントに移動してもらいました。

稲敷市では、ペットはキャリーかクレートに入れて飼育するルールとなっているため、ソフトクレートを組み立ててその中にワンちゃんを入れてもらい、テントの中に置きました。この日は暑さが予想されたため、あらかじめ用意しておいた凍らせたペットボトルをテント内におき、テントの幕を閉めました。

テントの後ろ側は半分メッシュになっていたので、隊員がテント内の様子とユズちゃんの様子を確認しながらセミナーを進行しました。

飼い主様が完全に見えなくなった状態でも、ユズちゃんは吠えることなく静かに過ごすことができ、飼い主様も一安心していました。

ユズちゃんがテントで過ごしている間、飼い主様には防災リュックを開けてもらい、実際に用品を出してもらいました。新聞紙は目隠しにもなるし下に敷くこともできますよ、洋服は個体識別や汚れ防止にもなって便利ですよ、というふうに、説明を交えながらセミナーを見にきてくださった方々にもお見せしました。

改めて感想をお伺いしたところ「1人で避難する時に今の動作ができるか考えなくては」「防災リュックの中身も参考になりました」と体験を通じて気づきがあったようでした。最後に、もう一度同行避難とは?のお話をして、避難所以外の避難先を考えること、これからは暑さ対策もしなくてはならないことをお話しして、セミナーは終了しました。

セミナー中に頷いてくれる方やメモをとる方もいて、多くの方に私たちの活動やペット防災についてお伝えすることができたように感じます。

また、セミナーに協力してくださった飼い主様は、普段からユズちゃんがクレートの中でも落ち着いて過ごせるように慣らしておくこと、色々なご飯を食べられるようにしておくことなど、素晴らしい取り組みをたくさんされていたので、セミナー中に紹介してもらいました。セミナーを聞きにきた飼い主様たちも大きく頷き、私たちも新たな学びもあり、とても充実したセミナーとなりました。

本当に暑さの厳しい日でしたが、たくさんの方がブースに立ち寄ってくださり、セミナーにも足を運んでくださいました。防災リュックを作るのは大変かもしれませんが、「フードをもう一つストックしておこう」「凍らせたペットボトルを用意してみよう」というふうに、誰かが行動するきっかけになっていたらいいなと思います。これからも茨城県支部は精力的に活動していきたいと思いますので、応援よろしくお願いします!

担当:茨城県支部代表 河内美那